こんにちは!
くずやんです。
昨日合格発表があり、無事FP2級の試験に合格しました。育休中に3級を取得してから、復職後もコツコツと勉強して2級も合格することができました。
ファイナンシャル・プランナーになるわけでもないのに、なんでFP資格が要るの?
今回はFP資格が生活に役立つ理由と勉強法を紹介していきます。
FP資格は特に子育て世代に必要なお金の知識をバランスよく学べます。資格取得はあくまで手段ですが、これをきっかけに勉強してみてはいかがでしょうか?
FP資格とは
FP資格は、正式にはファイナンシャル・プランニング技能士と呼び、1級〜3級まである国家資格です。「きんざい」と「日本FP協会」の2つの団体がFP試験を実施していますが、今回は私が受験した日本FP協会についてまとめています。試験は学科と実技に分かれていますが、どちらもペーパー問題で、面接等はありません。
受験資格
3級は特に受験資格は必要なく、誰でも受けることができます。
2級を受けるためには下のいづれかの条件を満たしている必要があります。
- 3級FP技能検定の合格者
- FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
- 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
- 厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
私は特にFP業務に従事している訳ではないので、おとなしく3級を取得してから、2級の試験を受験しました。多くの方がそうだと思います。
受験月
2、3級については年に3回(1月、5月、9月)試験があります。
受験料
- 3級は6,000円(学科:3,000円、実技:3,000円)
- 2級は8,700円(学科:4,200円、実技:4,500円)
合格率
- 3級 学科:75%前後、実技:85%前後
- 2級 学科:40%前後、実技:55%前後
私が受験した実感として、2級の難易度は3級とは別物だと感じました。2級を取得するためにはある程度しっかり勉強する必要があります。
FP資格の中身
FP資格では、次の6分野について満遍なく学ぶことができます。それぞれの項目についてみていきましょう。
- ライフプランニングと資金計画
- リスクマネジメント
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業継承
ライフプランニングと資金計画
教育、住宅、老後などのライフプランニングの方法や医療・介護・年金保険などの公的な社会保険を学ぶことができます。社会保険の内容をしっかり理解することで、お金に関する不安を減らすことができます。
リスクマネジメント
生命保険や損害保険、医療保険などいざという時の保険の考え方を学べます。
金融資産運用
株式や債券、投資信託などの金融商品の基礎が学べます。基礎的な部分なので、この勉強をしたからといってすぐに投資に役立つ訳ではないですが、ベースを知っているだけで理解はグッと深まります。
タックスプランニング
所得税や住民税、法人税などの税金について学べます。確定申告する際に非常に役立ちます。
不動産
不動産の売買や賃貸、不動産にかかる税金、不動産の有効活用などが学べます。
相続・事業継承
相続税や贈与税について学べます。
FP資格を取るメリット
お金に関する不安を減らせる
公的年金について正しく理解することで、現実的な教育資金準備や老後設計・準備ができるようになります。
また、資産運用の基礎的な知識が身につきます。
甘い言葉に騙されなくなる
世の中は情報弱者を騙すための商品であふれています。かんぽ生命がいい例ですよね。まぁ、あれは合法詐欺だと思っていますが。
手数料が高い投資信託を買わされたり、必要のない保険に入らされたり、ワンルームマンション投資に騙されたり。
騙されないためには知識をつけるしかないですが、FP試験はこのあたりの基礎知識を満遍なく学ぶことができます。
FP資格のデメリット
就職や転職にあまり役に立たない
就職や転職のためにFP資格を取る方もいますが、あまり役に立たないと思っています。それは、いろいろな分野を満遍なく学ぶことで、専門性が弱いためです。例えば、税に関する知識では税理士の方が圧倒的に有利ですし、不動産の知識では宅建士の方がはるかに有利です。
独占業務がない
FP(ファイナンシャル・プランニング技能士)は一応士業ですが、医師や弁護士、税理士などほかの士業に比べると、資格がないとできないいわゆる「独占業務」がありません。しかも、FPは資格を持っていなくても名乗れます。
FP 資格の勉強方法
巷にはFP資格取得のための通信講座が出回っていますが、独学で十分合格できます。オススメはテキストと問題集を両方買って、各セクションごとにテキストで勉強して、その後問題集を解くことを繰り返すといいと思います。
テキストは結構な情報量が詰まっていますが、実際に出題される問題形式は決まっていますので、問題集で傾向を理解しながら勉強していく方が効率がいいです。
私はこの方法で、問題集を一通り解き、最後に間違えた問題をもう一度解き直すことで合格できました。
参考に私が使用した参考書とテキストを紹介します。教科書のクセがなくて、問題集の解説も丁寧なのでオススメです。
3級はこちら
2級はこちら
まとめ
FP資格は、子育て世代に必要なお金の知識をバランスよく学べます。資格取得はあくまで手段ですが、これをきっかけに勉強してまずは3級ゲットを目指してみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまた!
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